西上 裕文

「継続は力なり」を座右の銘に
未来の結果を信じて、日々努力し続ける

大阪第二営業部

西上 裕文

前職
百貨店
経歴
2005年 百貨店勤務を経てプルデンシャル生命保険に入社
2009年 プルデンシャル・ジブラルタエージェンシーに転籍

当社の創業と同時に、新しいスタートを切る

私はプルデンシャル生命保険で4年間ライフプランナー(以下LP)として活動後、当社の創業と同時に転籍し、ライフプラン・アドバイザー(以下LPA)として新たなスタートを切りました。当社は今年で創業10周年の節目を迎え、私自身もLPAとなって10年目に突入したところです。

前職のLP時代は、知人や親族などから紹介をいただいたお客さまが大半でしたが、当社に来てからはすべてが「0からのスタート」。つながりが何もないところから、一つ一つ積み上げていく過程が必要になりました。加えて当社のお客さまは、もともと過去に破綻した「旧あおば生命」や「旧大和生命」の顧客だった方が大勢いらっしゃいます。保険業界自体に不信感を抱かれている方も多く、入社してしばらくは、“お詫び行脚”の日々が続きました。

想像以上に厳しかった転籍後の“3年間”

転籍するにあたって、“保険会社の破綻”という被害に遭われたお客さまを担当することは聞かされていましたし、社長からも「3年は辛抱しろ」と言われ、覚悟はしていました。しかし、想像以上にお客さまの不信感は強く、訪問しても家に上げていただけないことも多々ありました。

くじけそうになることもありましたが、一方でお怒りになるのも無理もないとも感じていました。信頼して契約した保険会社が突然破綻し、一方的に保障内容が変更されたのですから、怒らない人はいませんよね。誰かが謝らなければ、怒りのぶつけようもありません。ならば私がその怒りを引き受けようと、地道に訪問を重ねた結果、次第に担当者として信頼していただけるようになってきたのです。

気づけばそれが転籍からちょうど3年経った頃でしたので、「3年は辛抱」とした社長の言葉は正しかったことになります。

すぐに結果を求めず、長期的な視点で取り組む

一度壁を乗り越えてからは、どのお客さまとも良好な関係を築けています。特に、がんを罹患され、給付金をお支払いしたお客さまからは非常に感謝され、その後5人のお子様をご紹介していただきました。やはりご自身が大病を患って、「子どもには同じ苦労をさせられない」と実感されたのでしょうか。そのお子様も今ではご結婚されるなど、また新たなステージを進みながら、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいています。

しかしここまでの信頼関係を築くのは、簡単なことではありませんでした。現在も毎日お客さまと定期コンタクトを取り、1日に必ず複数件のアポイントを入れて訪問しています。「バースデーコール」をかけない日はほとんどなく、365日いずれかのお客さまにお電話を差し上げていますね。そうして「毎年、誕生日には電話が来る」という感覚に慣れ、私を“保険の担当者”として認識していただけるまで、数年はかかりました。

それくらいの長期スパンでとらえて、じっくりと物事に取り組める方に、向いている仕事だといえるでしょう。私も「継続は力なり」「成功とは粘り強さの報酬である」を座右の銘に、これからも日々の業務を積み上げていきます。

出会いからわずか半年で高度障害になられたお客さま

これまでLP・LPAとして14年間働いてきましたが、やはり生命保険という商品を取り扱う仕事だけに、人の生死について考えさせられる出来事もたくさんありました。特に忘れられないのが、初めてお会いしてから、わずか半年で高度障害状態になられたお客さまのことです。もともとは旧あおば生命のお客さまで、やっとご挨拶に伺え、これから長いお付き合いができると思っていた矢先の出来事でした。

その日はお客さまのお誕生日で、恒例の「バースデーコール」をおかけすると、奥様が出られました。聞けばご主人は数日前に突然倒れ、すでにベッドの上から動けない状態で、回復の見込みはないとのこと。半年前に元気なお姿でお会いしたばかりでしたので、とても信じられない気持ちでした。まだ50代とお若く、お子様も4人いらっしゃる方で、職業も自営です。これからの事について相談すべく、すぐに奥様のもとへ駆けつけました。

悲しみに寄り添う心と、冷静な視点を併せ持つ

実は、高度障害を負ったお客さまに対し、死亡保険金の代わりとして「高度障害保険金」が支払われるケースがあるのです。亡くなってもいないのに、保険金の話をするのはためらわれますが、ご本人やご家族の負担を少しでも軽減するためには致し方ありません。奥様にご提案し、無事に「高度障害保険金」が支払われることになりました。決断するまではもちろん複雑なお気持ちもあったでしょうが、最終的には奥様からも「教えてくださってありがとうございました」と感謝の言葉をいただけました。

この経験をして以来、LPAの役割について深く考えさせられました。このお客さまのように、一家の大黒柱が高度障害状態になると、ご家族への負担が重くのしかかります。収入源が絶たれる上に、さらに入院・介護費用がかかることを考えると、やはり「高度障害保険金」は絶対に必要でしょう。突然の不幸に見舞われたご家族の悲しみに寄り添いつつ、一方で冷静にお金の算段をし、最適な形で保険を活かすことこそが、私たちLPAに課せられた使命なのです。奥様から感謝していただけたことで、少しはお役に立てたのだと、逆に勇気づけられました。

これからもLPAとして、お客さまの人生のお手伝いをさせていただければ幸いです。お客さまからお声がけいただく「ありがとう」の言葉を励みに、日々研鑽を続けていきます。

  • インタビュー中の年次などは、取材当時のものです

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